かねひさ和哉の「ターマイト・テラス物語」 第1回 “シロアリ”の伝説

 「バッグス・バニー」というキャラクターをご存じだろうか。ハンターが森でウサギ狩りをしている時、はたまたガンマンが横柄な態度で暴れている時、神出鬼没の彼は現れる。人参をかじりながら「どったのセンセー?」という決め台詞を発 … “かねひさ和哉の「ターマイト・テラス物語」 第1回 “シロアリ”の伝説”の続きを読む

サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」06:「ネオCG」アクションを見逃すな!『エコール・ド・巴里』

 前回までで帝国華撃団のアニメ作品はおしまい。今回からは巴里花組だ。  今回取り上げるのは2003年発売のOVA、『エコール・ド・巴里』全3話である。名前からわかるように、「サクラ大戦3」で新登場した巴里華撃団を中心にし … “サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」06:「ネオCG」アクションを見逃すな!『エコール・ド・巴里』”の続きを読む

あなたにイチ推し!011-「本格”風”」どころじゃないミステリの快楽! 『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』

 クレヨンしんちゃんファンというわけでもない私が今回、『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』を観に行ったのは、「青春(ミステリー)の答えはひとつじゃない」というコピーの力によるものだった。このコピーを見て、「 … “あなたにイチ推し!011-「本格”風”」どころじゃないミステリの快楽! 『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』”の続きを読む

サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」05:「アニメキャラのドキュメンタリー」が成立したわけ 『神崎すみれ引退記念 す・み・れ』

 OVA『サクラ大戦 神崎すみれ引退記念 す・み・れ』(以下、『すみれ』と略す)(2002)は、ひょっとするとサクラ大戦アニメの中で、もっとも「サクラ大戦」らしい一作と言えるかもしれない。というのも、「サクラ大戦」シリー … “サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」05:「アニメキャラのドキュメンタリー」が成立したわけ 『神崎すみれ引退記念 す・み・れ』”の続きを読む

かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第8回「そのあと」のフライシャー

 本連載では、8回にわたってフライシャー兄弟の足跡を追い、彼らがアニメーション史に残した功績を多角的に掘り下げていった。  本連載のベースとなった現在執筆中の同人誌の構成上、紹介した作品がサウンド時代初期のラインナップに … “かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第8回「そのあと」のフライシャー”の続きを読む

サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」04:『サクラ大戦 活動写真』 「劇場版」、この御しがたきもの

 この記事を書くにあたり改めて観直してみたのだが、『サクラ大戦 活動写真』(2001)の印象は初めて観たときと変わらなかった。劇場版だけあって、作画は美麗でよく動く。しかし、85分付き合った末のラストは、狐につままれたよ … “サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」04:『サクラ大戦 活動写真』 「劇場版」、この御しがたきもの”の続きを読む

かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第7回パラマウントとフライシャー

 1929年にインクウェル社から離脱したフライシャー兄弟は、新たな本拠地であるフライシャー・スタジオを設立する上で自身のアニメーション作品の配給会社であるパラマウント・ピクチャーズ(以下パラマウント)と重要な契約を行って … “かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第7回パラマウントとフライシャー”の続きを読む

「クェスを殺さなかったハサウェイ」の物語とは? 『閃光のハサウェイ』原作、映画版徹底比較

 映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の広報の中で、それが映画版『逆襲のシャア』の続きであるという情報(※)を聞いたとき、私は「え、そんなこと可能なの?」と思った。というのも、原作小説「閃光のハサウェイ」は、そもそ … “「クェスを殺さなかったハサウェイ」の物語とは? 『閃光のハサウェイ』原作、映画版徹底比較”の続きを読む

かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第6回フライシャー作品の日本での公開と受容

 現在では後年(1960年代以降)後追いのアニメーション・ファンによって再評価された印象の強いフライシャー作品だが、公開当時から概ね大衆からも好意的に受容されていた。それは日本でも同様で、特に1930年代初頭はベティ・ブ … “かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第6回フライシャー作品の日本での公開と受容”の続きを読む