かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第5回フライシャー・スタジオに在籍していた精鋭たち

 アニメーションの産業史を語る上で生じがちな問題だが、スタジオの経営者やプロデューサーの名前ばかりが有名になり、その配下で作品を作っていたスタッフたちの名前は忘れ去られてしまうことが多い。今日フライシャー・スタジオについ … “かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第5回フライシャー・スタジオに在籍していた精鋭たち”の続きを読む

かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第4回サウンド時代初期におけるフライシャーの改革②―奇抜なユーモアセンス

 「アニメーションとサウンドの融合」に並ぶサウンドが付けられた初期のフライシャー作品の大きな特徴として、無軌道かつ奇抜な、独自のユーモアセンスが挙げられる。  1930年代初頭、フライシャー・スタジオはブロードウェイ16 … “かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第4回サウンド時代初期におけるフライシャーの改革②―奇抜なユーモアセンス”の続きを読む

かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第3回サウンド時代初期におけるフライシャーの改革①―アニメーションとジャズの見事な融合

 サウンドが付けられた初期(1930-33年頃)のフライシャー作品を語る上で欠かせないトピックが、アニメーションとサウンドの見事な融合だ。フライシャー作品ではジャズが始終歯切れよく奏でられ、声優はアドリブが交じった台詞を … “かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」 第3回サウンド時代初期におけるフライシャーの改革①―アニメーションとジャズの見事な融合”の続きを読む

サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」02:OVA『轟華絢爛』女たちのサクラ大戦

 OVA『サクラ大戦 轟華絢爛』は相当ややこしい構造を持った話だ。  この作品は全6話のオムニバス形式になっている。どの話数も冒頭は決まっていて、「サクラ大戦2」のラスト、巴里に留学することになった主人公の大神一郎が、帝 … “サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」02:OVA『轟華絢爛』女たちのサクラ大戦”の続きを読む

サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」01:OVA『桜華絢爛』 これが一番カッコいいゲキテイだ!

 サクラ大戦と言えば、やっぱり「ゲキテイ」だ。各作品でいろんな「ゲキテイ」OPアニメを楽しめる。ではその中で、いちばんカッコいい「ゲキテイ」はどれか?勝手にズバリと断言すれば、それはOVA『桜華絢爛』である。その点も含め … “サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」01:OVA『桜華絢爛』 これが一番カッコいいゲキテイだ!”の続きを読む

あなたにイチ推し!007-VR世界で金と愛を求め、暴力を尽くした果てにあるもの『ボクは再生数、ボクは死』

 VRを取り巻く環境はここ数年で大きく変化している。VRは「Virtual Reality」の略で、コンピューター上のバーチャル空間をデバイスを通じて疑似体験するものだ。高額だった機材が安価になり、「アバター」と呼ばれる … “あなたにイチ推し!007-VR世界で金と愛を求め、暴力を尽くした果てにあるもの『ボクは再生数、ボクは死』”の続きを読む

かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」第2回サイレント時代のフライシャー作品―インク壺から広がる世界

 フライシャー兄弟のアニメーション業界でのキャリアは、1917年の兄のマックスによるロトスコープの発明と特許取得にまで遡る。ロトスコープは、実写のフィルムをガラス板に1コマずつ投射し、その実写の像をトレースすることで滑ら … “かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」第2回サイレント時代のフライシャー作品―インク壺から広がる世界”の続きを読む

かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」第1回フライシャー兄弟って何者?

 かつて、1910年代末期から1940年代前半にかけて、挑戦的なアイデアとアニメーションを兼ね備える、独創性に富んだ作品群を送り出した伝説の兄弟がいた。マックス・フライシャーと、デイヴ・フライシャーである。  本連載では … “かねひさ和哉の「フライシャー大解剖」第1回フライシャー兄弟って何者?”の続きを読む

サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」00:アニメから始めるサクラ大戦入門

 2019年末のゲーム「新サクラ大戦」発売に始まり、2020年に同作のアニメ版と舞台版、そして同年末にソシャゲ「サクラ革命」がスタート。最近のサクラ大戦の怒涛の展開は、ファンでなくとも印象に残っているだろう。そして202 … “サクラ大戦25周年を勝手に応援!「アニメで究めろサクラ道!」00:アニメから始めるサクラ大戦入門”の続きを読む

あなたにイチ推し!006-それは自分ではない誰かの物語『カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています。』

 これまでWeb発のライトノベルといえば異世界モノのイメージが強かった。しかし、最近ではラブコメ作品の人気も高まっており、その勢いは『涼宮ハルヒの憂鬱』や『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』をはじめとするTVアニ … “あなたにイチ推し!006-それは自分ではない誰かの物語『カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています。』”の続きを読む